[戻る] . [スコールと青い空]
たっぷりどっぷりボロブドールの旅2005
4度目の休暇旅行

[第4日目] [第5日目]
コピーしかないサンギランの博物館はつまらなかった。

8:30出発でスクー寺院へと向かうが、先にラジャ・プスタカ博物館に寄ることになった。昨日のワヤン・オラン劇場の近くにあり午前中しか営業していない。

ここには、観光を取りやめたイモギリの模型があった。こりゃかなりの階段だ。とてもチョコット見るだけではすみそうに無い。上の様子はアルバムでどうぞ。

途中の交通標識に出ていました。チェト寺院まで16km。よく撮れたなあ。

スクー寺院:(途中の通行料Rp.3,000:見学Rp.20,000:車3,000)
ヒンズー寺院にはエロチックなレリーフが多い場合があると聞くが、なかなか見ごたえのある寺院だった。

今は封鎖されている、門のようなところを最初に見ることになるが、裏に回ってギョッと驚くことになる。さらに上を見上げると怖い顔が睨み付けている。石像は頭部が破損しているものが多いが、 これはどこの遺跡でもあることで残念ではあるが仕方ない。今でも多くのカップルが訪れると言う。

特に建物のようなものは無く、強いて言えば3匹のカメが鎮座する一番奥が建物の土台だったのだろうか。

このあたりは茶畑が多い。ジャワティーはおいしいね、茶摘のおねえさん

チェトー寺院:(通行料Rp.3,000:見Rp.20,000:車2,000)
ガイドブックによると、スクーからは道が悪くオッジェ(バイクタクシー)でなければ行かれないように書いてあるが、橋の付け替えで一箇所だけ工事中があったが、全舗装で難なく到着した。 直前の道路はかなりの急坂ではあった。

イスラムの宗派によって違うらしいが、今日10月4日か明日5日から断食月ラマダンが始まる。そのため今夜ヒンズーの島バリに発つが、このラマダンの前には学校が休日になったりするらしい。 そのせいかここには多くのカップルが来ていた。ザーっと見た感じで100人以上いたのではないだろうか。外国人は一人Rp.10,000だが、インドネシア人はRp.2,500だった。

ここにはヒンズー寺院の特徴ともいえる割れ門が残っていた。形跡はあったのでひょっとするとスクーにもあったのかもしれないが。

スクーは遺跡となっているが、ここチェトーは、いまだに信仰の対象となっているようである。


昼食はソロまで戻ったが、郊外の大きなローカル・レストランで食べることになった。大きなといっても外国人用レストランではないが清潔感は合格。まず何時ものように「ビル・ビンタン・ブサル・サトゥ ドゥア・グラス」 で大瓶のビール1本とグラス2個が出るはずだったが、瓶ビールはなく冷えたのは350mlのカンが1本だけあったのでそれを貰った。

スープとナシゴレンを2人前づつ頼んだら、スープは2人前でいいのかと聞いてきて、2人前で答えると、十分に2人前はありそうな大きな容器2つでスープがでてきて、これは1個でよかったと思いつつ、 うまかったのでしっかり食べてしまった。今回の旅行を通じてナシゴレンは、ここが一番安くて一番うまかったと思う。外国人向けにアレンジしたものより味がしっかりしている。 だんだん旅行の後半になって分かってきたが味が物足りない場合はサンバルを使うといいみたいだ。

サンギラン初期人類遺跡:世界遺産(見Rp.16,000:館内ガイドチップ10,000)

中部ジャワ観光の一番最後に一番つまらない物を見てしまった。ジャワ原人が発見された現地の博物館なんだから、かけらでもいいから本物の化石を展示して欲しい。原人の化石は幾つか見つかっているらしいのに。 ここは最悪の世界遺産だ。
レプリカを見たい方には大変お勧めします。
(まあ価値観は人それぞれなので、素晴らしい価値を見出す場合もあるかも。)

大きな水牛とか他の化石は本物のようです。

下左の真中だけがホモサピエンスの本物と言っていた。下右の右から2番目がジャワ原人らしいがコピーとのこと。

本物の化石が無いからといって”ジャワ原人の化石発見の地”なのだから「世界遺産」としての価値が下がる訳ではないが、がっかりしてしまったのである。ビデオ上映施設を建設中だったが、ビデオを見せられてもどこまで探究心を満足させてくれるだろうか。

一人Rp.30,000くらいで、発掘現場に案内してもらえるようだったが、興味がうせてしまった。

さてサンギランにも行ったし(見たしではない)、もう少し行きたいところもあったが今回分としては満足度110%でバリに向かうためジョグジャへ向けて出発だ。

しばしカーチェイスを楽しむことにする。
オイオイはみだしているよ〜〜。(しっかり安全運転でした。)

ほうき売り頑張ってね。プランバナンもう一度きたいな。


ジョグジャの空港でソトアヤム(ナシプティ付き)とナシゴレン(アヤムゴレン付き)で軽い食事。
ソトアヤム:鳥スープ・ナシプティ:白いご飯:スープに入れると美味しい。
アヤムゴレン:鳥からあげ。
当然ビールも。


3日前にテロがあったバリに着いた。手持ちルピアがなくなっていたので少し両替する。これといって警備が厳しい様子はまったく無い。

出迎えのガイドに会い、車でクタを走りぬける。ホテルのあるウブドまで小一時間だろうか。ガイドが明日のスケジュールを何も知らないことに驚きバウチャーを見せる。

○の歩き方に広告を掲載していたバリ島専門の旅行会社とメールのやり取りをして、ホテルクーポンと旅程のバウチャーを貰ったが、眺めていて疑問を感じていた。 バリでは出迎え・観光・芸能鑑賞・最後に空港までの送りがすべて入っているはずだった。

今までの3回の海外旅行ではホテルクーポンとかバウチャーはつかったことが無かった。で、そのバウチャーには到着翌日と翌々日のことしか書いていない。 でも別の日本語版の案内には送迎が書いてあるので、きっと出迎えはあるはずと思いつつバリに戻ってきた。

いやな予感が的中したようだ。テロより深刻な問題か。ガイドがのたまう、「私は大きい会社、このバウチャーは小さい会社。明日のことはわからない」。 自分は日本でやり取りした会社の社員のように話したので、あなたは○○会社(日本の会社)かと確認するとyesが帰ってきたので、ゆっくりと はっきりとクレームをつけた。「明日は何時出発なんだ。」敵もさるもの、攻撃をかわすべくこちらの要求に同意する。

ゆっくり状況を分析すると見えてきた、日本での会社は出迎えと観光をバリの2社に依頼していたのだ。確かに送られてきた数枚の紙にはバリの2社が記載してあり、??と思っていたのだった。 出迎えのガイドはある意味”被害者”で少ししか仕事を貰えなかったのだ。ここでクレームしたのは筋違いだったと気付いた。

いいのかよ”日本の旅行会社”、こんなせこいことして。結果論としては、出迎えガイドの日本語は難しかったので結果オーライだったけど。

ホテルに着いて、部屋までが遠い。まるで、バリ名物の棚田を下りていく雰囲気である。

明日はキンタマーニ高原とケチャ、お休みなさい。




[第4日目] [インドネシアTop] [第6日目]

郵便受←誤字・脱字・勘違い・間違い・著作権侵害等ありましたら連絡をお願いします。感想は→BBS

Copyright (c) 2005, 04mat All rights reserved.