今日はマレー鉄道に乗車するが、シンガポール駅は7:40発車となる。ホテルから駅は近いのだが6:40ホテル発で、途中朝食と昼食の弁当をピックアップしてからシンガポール駅へ。
駅内には両替所と売店があり、3個S$10のマグネットやキーホルダーなども売っている。
マレーシアの入国カードを書き終えないうちに乗車が始まり少々あせる。入国審査の前まで行けば置いて行かれることは無いはずなのでとにかく記入途中で改札を通り、入国審査の前で書いていると係員がきて性別の記入が無かったのをチェックして先に行くように指示。
イミグレーションではパスポートに入国スタンプは押さない。マレーシア出国の時に入国スタンプが無い為マレー鉄道のチケットが必要だとガイドブックには書いてあり、ガイドも言っていたが実際には不要だった。(詳細は最終日)
列車はER2。\2,000で1等にグレードアップしている。1等の車両は一番前だった。途中の車両を見るがきれいなシートが並んでいる。
指定の車両に乗り込んだのは、発車時刻の7:40になっていたが、結局20分遅れで発車した。
1等の車両は、1列と2列の横3席になっていてすべて進行方向向きになっている。入口付近に荷物置き場があるが、座席の上の棚にスーツケースを置くことが出来た。やはり目の届かないところに荷物を置くのは不安がある。
もう既にマレーシアには入国しているが、シンガポールはまだ出国していない。2カ国同時滞在中である。30分ほどで着く駅で出国審査となる。
貴重品バッグだけ持ち、ホームに降り、すぐ近くの入口から建物に入るとそのままイミグレーションになっている。ここでシンガポール出国。
スタンプの後、列車の後ろ方向に建物内を進むとX線検査もあるが照明も点いていなく誰もいない。トイレを使って更に進んだ所で暫く待たされる。全員のイミグレ通過を待ってから開くのだろう。
発車前に機関車を撮影しようとすると、シンガポールでは撮影禁止と制される。多分マレーシアではOKだそうだ。
列車は出発すると橋を渡りマレーシアとなる。車窓からは車の橋が見え、道路は渋滞。バイクもどんどんシンガポールへ向かっている。出稼ぎが多いそうだ。
マレーシア最初の駅ジョホール・バル。この列車のホームは小さく寂しいが奥に大きなホームが見えている。
車窓からは椰子のプランテーションが多い。よく見ると3種類くらいの椰子がある。バナナはちらほらと家の周辺にあったりするが、農園は見えない。ここで作っているのは椰子のほかに酸素もいっぱい作っているようだ。
機関車はディーゼルで、1等が2両、2等との中間に食堂車、最後尾に電源車(多分)がついている。連結部分のほろが破れていたり、ドアが開いていたりしていて、車両の移動はちょっと怖い。1等車両はシートはきれいでクッションも良いが、シートそのものは2等より古くくたびれている。各シートにはややがたついた折り畳みテーブルがついている。古い車両をリフォームしているようだ。
食堂車では、ナシゴレンとミーゴレンを売っている。1等車では水を1本づつ配っていたが、2等ではなかったようだ。
降車予定のタンピンの2つくらい前の駅だったと思う、一旦停車後バックを始めた。スイッチバックだろうか。暫くバックの後前進して止った。先ほどはホームに接していたが、今度は離れている。ホームが1面しかなく、すれ違いがあるのだと気が付いた。間もなくすれ違いの列車が入って来た。そして出発。
列車は約30分遅れでタンピン着。車で小1時間?・30分?でマラッカ。
マラッカの観光ポイントは集中していて、ほとんどが歩いて回ることが出来る。オランダ広場には飾りつけたトライショーが客待ちしている。皆それぞれ自分が気に入ったように飾るのだろう。
セントポール教会の丘からはマラッカ海峡を望むことが出来る。数艘の船影が見えるが小さくて良く見えない。「マラッカ海峡に来た。」といった感激はまったく無い。
セントポール教会の奥には深く掘り下げた部分があり一番上には金網があり、足元位の位置に鉄骨の枠がある。上からコインを落として鉄骨の枠にあたらずに下に通過すると良いそうだ。
コインを通すスロットもあるが、そこから落とすと枠にぶつかるらしい。ねらいを定めて落とすと、シンガポールのコインはぶつかることなく吸い込まれていった。
パックツアーで込みの夕食は名物「ニョニャ料理:店名は{親切}」。「中華にスパイスを効かした感じ」というが日本人向けにアレンジしてあるらしい。どこにスパイスが入っているの?
ホテル(センチュリー・マコタ:キッチン付き)はセントポールの丘の下の海側。部屋の窓から見ると西側の海に張り出す桟橋のような形で新しい店舗が並んでいる。マッサージの店があり、足つぼマッサージと耳掃除(耳にろうそくのようなものを挿し火をつける)を体験。
この店舗桟橋からは、夕焼けがきれいだった。
マレーシアはシンガポールよりビールの値段が高いようだ。日本の居酒屋よりも。
明日はK.L.、お休みなさい。