何も無い国か?:海外(アジア)旅行に興味があったり、旅行記を読んだりしている人達には、ラオスと言えば「何も無い国」という風説があるのではないだろうか。
出版されている旅行記には、バッグパッカーと呼ばれる旅行スタイルの旅行記がとても多い。彼らは半年・1年とかの長期に渡って旅を続けるスタイルが多いが、1都市滞在型が多く見受けられる。
長期滞在型:安くて居心地の良いドミトリーを見つけたら長期滞在し、小さなベッドから起きだすと屋台で街の喧騒を眺め、食事が終わったらベッドに戻る。
積極的な見て歩きスタイルはあまり見つからない。もっとも滞在日数が1週間・2週間となってくると、例え大都市でも3日もあればめぼしい興味のあるところは見終わるだろうから、大部分の日数が「ぐうたらスタイル」で消化されるのだろう。
バンコクなら:多くの旅行者が沈没する街がどんな街なのか知らないが、うるさくて・ごみごみしていて人種のルツボだったりするのではないのだろうか。
そんな街からビエンチャンに来たら、そりゃ「何も無い街」になってしまうだろう。することはと言えば「夕陽を眺めながらビールを飲む」だけ。
伝説:「何も無い国ラオス」「夕陽を眺めながらビールを飲むは最高に美味い」
ビアラオ:帰国して最初に飲んだビールは「舌に刺すような刺激」を感じた。別の銘柄や発泡酒でも同じく感じた。そのうちの普通になってしまったが。ひょっとしたらビアラオは酸味が少ないのかなあ。商店で冷えた缶が5,500kip・空港の免税店で6缶セットが $3 だった。
ラガー・ドラフト・黒のビアラオを飲んだ。
物売りのいない街ビエンチャン:定番の観光ポイントに行っても、お土産売りは寄ってこない。マップを見るとビエンチャン市内には相当数のホテルやゲストハウスがあるが、まだ観光客だけを相手にする土産売りは商売が成り立たないのだろう。売り物も少ないのかも知れない。雑貨等はタイあたりから入ってくるももが多いと言うが、それじゃ利益もでないだろう。
トゥクトゥクの相場:ガイドブックよりトゥクトゥクの相場は高くなっていると思われた。ラオ語で交渉できれば別だろうけど、ガイドブックの写真を見せて行きたい場所を伝えメモに数字を書いて交渉するのではなかなか安くならない。
パトゥーサイ近くのロイヤルホテル前からはメコン川までとレストランまでの2回乗ったが2回とも$2だった。最初は言い値が$2で急いでいたので$1未満を交渉してもしょうがないので20秒であきらめて20,000kip支払い。次は$4だったので、$2まで値切って20,000kip支払い、こんなものかなと思った。ラオスでは聞かなかったけどアジアではガソリンの値段が日本と比較して決して安くないところが多いように思われる。
終日フリータイム:今回は3泊5日のパッケージに1泊の延泊を加えたスタイルとなった。ビエンチャン初日は日本語ガイド付き定番市内観光。2日目と3日目出発まではフリータイム。冒険心を持って行動する年代でもないので、ガイドを雇っても良いと思う。特に今回は良いガイドだったので、頼みたい気持ちと自由行動と気分がゆれた。「ラオスは安全な国」と言う意識も働き、結局ガイドフリーで充分に楽しく過ごすことが出来た。
ハノイ経由:オリジナルのパッケージはただ単にハノイ1泊で中継するだけだった。せっかくなのでフォーを食べたり、延泊とオプションを使って人形劇やハロン湾を楽しんだ。ハノイから日帰りハロン湾は入口で終わりなので今回は気分だけで満足とする。ハノイ空港での時間つぶしは大変だ。文庫本1冊でもあれば。
色々ある国ラオス:当初行きたくて諦めたルアンパバーンだが、今はそこよりジャール平原を訪れたい。生きている寺院より遺跡好きなのかなと思う。何時か機会があれば、友好橋を渡って入国したり、スローボートでメコン川を流されて見たいなあ。
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